2025/04/03 19:46


2.少年期 生い立ち ー承認欲求の源泉ー

自分の人生を振り返ろうと思った時、一番最初に浮かんだのが中学・高校生時代のことでした。
私は、物心ついた時からずっとサッカーをやってきており、
中学時代は学内1,2位の実力があったような記憶があります。
その為、調子に乗っていた当時は、セリエAに行って日本代表で活躍するんだー なんて本気で思っていました。(とはいえ、ほぼ同世代の本田圭佑選手は同じことを実現したのでほんとにすごい!)
そんな中学時代だったので、進学先の高校は県内随一のサッカー強豪校に一般推薦で進学することとなりました。(Jリーガーを何人も輩出している名門です!)

高校サッカー部での練習初日。100人を超える部員の中でA-Dまでランク分けをされ、
それぞれでの練習メニューをこなします。
部員はスポーツ推薦で入ってきている人がほとんどで一般推薦は数える程でしたので、
情熱だけは誰にも負けまいととにかく気合を入れて練習に励みました。
特に練習量だけは負けたくないので自主練時間を相当数に増やしました。
10kmランニング
50mダッシュ×100本
筋トレ
・・・
当時は朝6時にはグラウンドにいて、夜は23時までとかなりの時間を練習に費やしました。
(しかも自宅に帰るのは自転車で片道10km。。。)
今振り返っても当時は誰よりも練習したと言う自負があります。

前置きが長くなってしまいましたが、そこまで頑張った結果がどうだったのかというと、
チームは全国大会に出場することができました。
が、私はレギュラーになれず試合に出ることができませんでした。
あんなに練習したのに、誰よりも頑張ったのに、愚痴や弱音も一歳吐かなかったのに、
試合に出ることはできませんでした。
要因は簡単です。他の人より下手だったからです。
この時、頑張るだけではどうしようもない世界が存在するのだ と強く悟りました。
初めての挫折です。
挫折は自分の中で暗い影を落とし、汚点として心にへばりついていきます。
それと同時に「認めてほしい」と言う欲求が沸々と湧いてくるのです。

この経験が私の何者になりたいと言う欲求の原点でした。
何者になりたい=認められたい のだと思います。

因みに、中年になった今でも、全国大会で負けた試合をベンチで見ているだけの光景の夢を見ます。
何が辛いかって、試合終了後の観客席挨拶時に両親がいたことです。
ベンチではなく試合に出る子供を見たかったはずなのに。。。